掛川市議会 > 2022-07-05 >
令和 4年第 3回定例会( 6月)−07月05日-05号

  • "教育委員会"(/)
ツイート シェア
  1. 掛川市議会 2022-07-05
    令和 4年第 3回定例会( 6月)−07月05日-05号


    取得元: 掛川市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    令和 4年第 3回定例会( 6月)−07月05日-05号令和 4年第 3回定例会( 6月)              令和4年第3回(6月)            掛川市議会定例会会議録(第5号) 〇議事日程       令和4年7月5日(火) 午前9時30分 開議  日程第1    議案第79号  令和4年度掛川市一般会計補正予算(第3号)について               予算決算 委員長 報告  日程第2    議案第80号  掛川市税条例等の一部改正について    議案第81号  掛川市都市計画税条例の一部改正について    議案第82号  掛川市手数料条例の一部改正について    議案第83号  太田川原野谷川治水水防組合の解散について    議案第85号  (仮称)南部学校給食センター厨房機器等購入契約の締結について
       議案第86号  掛川市道路線の認定について    議案第87号  土地の取得について(海岸防災林強化事業)    議案第90号  土地の取得について(海岸防災林強化事業)               予算決算 委員長 報告               環境産業 委員長 報告               総  務 委員長 報告  日程第3    議案第89号  令和4年度掛川市一般会計補正予算(第4号)について  日程追加    議発第 3号  令和4年度掛川市一般会計補正予算(第4号)に対する附帯決議について  日程第4    議案第91号  人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて    議案第92号  掛川市桜木財産区管理委員の選任について    議案第93号  掛川市桜木財産区管理委員の選任について    議案第94号  掛川市桜木財産区管理委員の選任について    議案第95号  掛川市桜木財産区管理委員の選任について    議案第96号  掛川市桜木財産区管理委員の選任について    議案第97号  掛川市桜木財産区管理委員の選任について    議案第98号  掛川市桜木財産区管理委員の選任について  日程第5    請願について     請願第 1号 適格請求書等保存方式インボイス制度」の実施延期を求める意見書提出を求める請願               総  務 委員長 報告  日程第6    議員派遣について  日程第7    常任委員会及び議会運営委員会の閉会中継続調査申し出事項について 〇本日の会議に付した事件 ………………………………… 議事日程に掲げた事件に同じ 〇出席議員 ……………………………………………………………… 議員出席表のとおり 〇欠席議員 ……………………………………………………………… 議員出席表のとおり 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者 ………… 出席表のとおり 〇職務のため議場に出席した事務局職員 ………………………………… 出席表のとおり                     議 事                 午前9時30分 開議 ○議長(松本均) ただいまの出席議員は20名です。定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。 △日程第1 議案第79号 ○議長(松本均) 日程第 1、議案第79号を議題とします。  本件に関し、これから委員長の報告を求めます。  予算決算委員会二村禮一委員長、御登壇願います。               〔二村禮一予算決算委員長 登壇〕 ◎予算決算委員長(二村禮一) ただいま議長より報告を求められました議案第79号、令和 4年度掛川市一般会計補正予算(第 3号)第 1条歳入歳出予算の補正のうち、歳入中、所管部分、歳出中、第 2款総務費、第 3款民生費、第 4款衛生費、第 6款農林水産業費、第 7款商工費、第 8款土木費、第 9款消防費、第10款教育費について、その審査の概要と結果を御報告申し上げます。  当委員会は、去る 6月22日午後 0時59分から本会議場において、全委員出席の下、開会いたしました。  今回、市長から提案された補正予算は、主にデジタルトランスフォーメーションの推進及び新型コロナウイルス対策のための予算編成となっております。この予算案を市民目線で詳細審査を行うため、 3つの分科会を設置し、議案を分割送付いたしました。  分科会での詳細審査後、 6月29日午前 9時29分から本会議場におきまして、19名の委員出席の下開会し、各分科会から審査の報告を受け、審査に入りました。  まず、総務分科会では、予算案は妥当であるが、様々な行政サービスにおいて取り残される人がいないよう課題を把握し、慎重かつ迅速にデジタル化を推進してほしいとの整理がなされました。  次に、文教厚生分科会では、数年前より紙媒体で取り組んでいる健康マイレージ事業の評価を確認し、予算案は妥当であると決定されました。  続いて、環境産業分科会では、予算案は妥当であるが、大河ドラマ「どうする家康」や西郷の局を掛川市の観光に結びつけるためには特別なアイデアが必要である。全庁体制で取り組み、市全体を盛り上げるような政策を期待するとの整理がなされました。  以上、 3分科会からの補正予算案は妥当であるとの報告を受けた後、補足質疑を行い、委員より、高天神城のAR、VRの成果品は、市民がいつ、どこで、どのような機器で視聴できることになるのかとの質疑があり、当局より、作成業務期間は令和 5年 3月後半までを予定しているので、市民の皆様が御覧いただけるのは 3月後半となる。スマートフォンタブレット端末パソコン等の機器を使用し、どこでも視聴できるものを作成するとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、委員より反対の立場で、行政手続のオンライン化について、マイナンバーカードの普及率が低い中で、急いで進めることで取り残されてしまう市民が多く出てしまう可能性がある。今までどおり職員が窓口で申請の支援をするほうが市民に親切だと思うとの討論があり、他の委員より賛成の立場で、マイナンバーカードへの不安は分かるが、それを払拭できるようなデジタル化を推進することで、未来へとつながっていくと思う。分科会の中でもデジタル化については、誰も取り残さないという考え方で課題を把握しつつ、慎重に進めたほうがよいという議論があったとの討論がありました。  他の委員より反対の立場で、今後、「手のひら市役所」を推進することで、申請が住民任せになる。チェック体制などが整っていない状況で急いで進めることは危険である。しっかり制度設計した上で実施すべきであるとの討論があり、他の委員より賛成の立場で、デジタル化はいろんな課題が想定されるが、当局はそれを把握した上で前に進めてほしい。新しいことにチャレンジするときには、ある程度の勇気が必要であるとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、当委員会に付託されました議案第79号は賛成多数にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、予算決算委員会委員長報告といたします。 ○議長(松本均) 以上で委員長の報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 〔「なし」との声あり〕 ○議長(松本均) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  これから討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。  まず、 7番、大井正議員、御登壇ください。                〔7番 大井正議員 登壇〕 ◆7番(大井正) 議席番号 7番、日本共産党議員団、大井正です。  議案第79号、令和 4年度掛川市一般会計補正予算(第 3号)についてです。  本議案は、支出中、財源更正のみの部分を除きますと、 6つの款、 7つの項、11の目が上程されています。私は、このうち第 2款総務費の 1項総務管理費29目及び30目、 2つについて懸念と問題点を指摘し、反対討論といたします。  先般行われた予算決算委員会総務分科会を傍聴させていただきましたところ、当局から、スピード重視の事業展開を考えている旨説明があり、委員の皆様から、急ぐあまり取り残される市民が出てくるのではないか、あるいはスピード重視が拙速につながり、後日、二重投資の必要が生じないか、まだ全ての問題点を見極め切れていないと思われる、しっかりした検証が必要だ等の意見が出されていました。私もこれらの意見に同様の危惧を持つものです。  先般、当市では、12年前に受け付けた税申告データの登録ミスが発見され、過徴収分を返却する事態が発生しました。市にはこのような事態に対応する規定がなかったため、一時混乱しましたが、当局の迅速で適切な対応により、この件自体は是正され、該当する市民の方も納得されたので、一件落着となりましたが、ここから酌み取るべき教訓があると思います。 3点ほど指摘させていただきます。   1点目に、正確に作成された紙の申請書があったにもかかわらず、そして業務に精通された職員が入力したにもかかわらず、ミスが発生しています。人間がやることですから、ミスはあり得るということですね。   2点目、ミスの発生はあり得るにしても、発見されるまでに12年かかった。ここのところは問題ではないか。  それから、 3点目、このような事案を想定していなかったため、対応マニュアルがなかった。いろいろなことに対する深掘りがされていないのではないか。これらの問題点を議案第79号、令和 4年度掛川市一般会計補正予算(第 3号)に当てはめますと、いわゆる手のひら市役所においては、申請するのは、入力するのは利用者です。そうしますと、紙書類で申請のときに行われていた窓口職員との対面によるやり取り、チェック、こういうものがなされません。その結果、ミスの発生率というのは格段に増えるのではないか、こういう懸念があります。そして、発生したミスの種類によっては、申請者に不利益が生ずることも懸念されます。この場合、先ほど例に挙げたものと違いまして、入力が申請者ですから、ミスは申請者の自己責任となりかねません。そうなった場合、救済策が講じられにくいのではないかというような点も心配されます。  これらについて、行政側のチェックシステム対応マニュアル作成といった制度に関わる設計が未完成の今、幾ら予算を国が配分してくれるからといって、拙速に業務を拡大していくということに対して、私は反対です。まして、個人情報の集約やその安全対策に疑問や不安が出されているマイナンバーカードの普及を無批判に推進するというのはいかがなものか。マイナポイントでカード取得を誘導するのが市民利益に合致するのか、熟慮が必要だと思います。  さらに、さきに尼崎市で発生したUSB紛失事件は、紛失そのものより、別の面の多くの問題をさらけ出しました。まず、業務請負会社が一次下請に業務を丸投げしていました。その一次下請はさらに二次下請にという重層下請構造が露呈しました。情報管理上、このようなことが許されるでしょうか。  また、重層下請が可能ということは、契約金額が高過ぎるか、あるいは下請に低賃金労働を強いているか、どちらかが考えられます。こういった財政面の検討も必要です。  さらに、尼崎市の場合、市にはスキルを持った職員が少なくて、異動もあるため、全てのことに精通している技術者がいなくて、そういう技術者は二次下請の専任職員しかいないという状態が20年以上続いていたと聞いています。これではいわゆるベンダーロックイン状態で、市民情報管理に市が責任を持てません。この事案を他山の石として直視し、本市の委託業務全体の点検と必要な改善を行うことこそ早急に行うべきであると考えます。  今回のauの通信障害は、デジタルが万能でないこと、落とし穴があること、そして窓口対応システムを存続させて、しっかり維持する必要性、これらを示しています。先人は、急がば回れ、石でできた丈夫な橋でも、たたいて安全確認してから渡れというふうに教えています。当市が取り組む行政のデジタル化が賃金、市民生活の向上と行政の効率化に寄与するものとなるため、十分な準備をすべきことを再度強調して、私の反対討論といたします。 ○議長(松本均) 次に、14番、藤澤恭子議員、御登壇ください。               〔14番 藤澤恭子議員 登壇〕 ◆14番(藤澤恭子) 議席番号14番、新しい風の藤澤恭子です。  私は、議案第79号、令和 4年度掛川市一般会計補正予算(第 3号)について、賛成の立場から討論を申し上げます。
     今回の一般会計の補正規模は 2億 3,637万 8,000円ですが、このうち 2億 1,951万 8,000円は国の交付金や補助金などの特定財源を有効に活用した編成となっており、特にデジタル田園都市国家構想推進事業費について申し上げます。  この事業は、道路冠水観測システム導入事業や生活上の疑問や行政情報の問合せを多言語により自動で回答する生活サポートチャットボット事業、これまでの紙媒体から、スマートフォンなどを活用し健康づくりに取り組む市民の増加を目指す健康アプリ導入事業など、デジタル技術を活用し地域の課題解決や魅力向上に取り組む事業であり、持続可能な社会を目指すために必要不可欠なものと判断いたします。  また、行政手続のオンライン化事業につきましては、国はデジタル社会の実現に向けた重点計画の中で、地方公共団体における行政手続のオンライン化を積極的に推進しているもので、子育てや介護など26の手続について、マイナンバーカードを用いてオンラインで行えるようシステムを構築する手のひら市役所の実現に向けて必要な事業であると判断いたします。  当市は、石川副市長をはじめとするDXのプロフェッショナル人材の登用により、御心配されるような例えばミスの発生率ですとか、その後の対応、個人情報保護などに関しても、必要な措置を講じ、安全・安心なデジタル社会が目指されているものであり、同時に、さらなる市民のボトムアップを期待いたしまして、私の賛成討論といたします。 ○議長(松本均) 以上で通告による討論は終わりました。これをもって討論を終結します。  これから採決に入ります。  本件に対する委員長の報告は、可決すべきとするものであります。本件は委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(松本均) ありがとうございます。座ってください。  起立多数であります。  したがって、本件は原案のとおり可決することに決定しました。 △日程第2 議案第80号〜議案第83号、議案第85号〜議案第87号、議案第90号 ○議長(松本均) 日程第 2、議案第80号から議案第83号まで、議案第85号から議案第87号まで及び議案第90号の 8件を一括議題とします。  本 8件に関し、これから委員長の報告を求めます。  まず、予算決算委員会二村禮一委員長、御登壇願います。               〔二村禮一予算決算委員長 登壇〕 ◎予算決算委員長(二村禮一) ただいま議長から報告を求められました議案第80号から議案第82号までの 3件につきまして、予算決算委員会における審査の概要と結果を順次御報告申し上げます。  議案第80号及び議案第81号の 2件につきましては、議案第79号の審査後、続けて審査を行いました。分科会から審査報告を受けて、審査に入りました。  まず、議案第80号、掛川市税条例等の一部改正について御報告申し上げます。  総務分科会では、地方税法改正に伴う改正であることを確認し、本案は妥当であると決定されました。  以上、総務分科会から報告を受けた後、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、議案第80号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第81号、掛川市都市計画税条例の一部改正について御報告申し上げます。  総務分科会から本案は妥当であるとの報告を受けた後、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、議案第81号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  議案第82号、掛川市手数料条例の一部改正について御報告申し上げます。  議案第82号につきましては、去る 6月22日午後 0時58分から本会議場において、全委員出席の下、審査いたしました。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、法律改正による部分は全国一律の準則に基づくもので、市独自の部分はないかとの質疑があり、当局より、国の法律改正によるものであるとの答弁がありました。  さらに、委員より、手数料の額の変更について、限定特定行政庁は料金の全てをそろえているのかとの質疑があり、当局より、県内の限定特定行政庁全て同額であるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、申し上げる討議はなく、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、議案第82号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、予算決算委員会委員長報告とさせていただきます ○議長(松本均) 次に、環境産業委員会、松浦昌巳副委員長、御登壇願います。              〔松浦昌巳環境産業副委員長 登壇〕 ◎環境産業副委員長(松浦昌巳) ただいま議長より報告を求められました議案第83号、議案第86号、議案第87号及び議案第90号の 4件について、環境産業委員会における審査の概要と結果を御報告申し上げます。  初めに、議案第83号、太田川原野谷川治水水防組合の解散につきまして御報告申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ質疑なく、委員間討議を求めたところ、特に申し上げる討議なく、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、議案第83号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第86号、掛川市道路線の認定につきまして御報告申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、特に申し上げる質疑なく、委員間討議を求めたところ、委員より、行政として開発業者に対する指導はできないとのことであるが、今後、開発が進むことで市の管理が増えていくことが懸念されるとの意見がありました。  以上で討議を終結し、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、議案第86号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第87号、土地の取得について(海岸防災林強化事業)につきまして御報告申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、取得価格の評価及び単価について質疑があり、当局より、海岸防災林強化事業において、取得する土地は地目ごと一律で決定しているが、地目が宅地については、現在の鑑定評価額で 1平方メートル当たり単価は 5,250円であるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、討議なく、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、議案第87号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第90号、土地の取得について(海岸防災林強化事業)につきまして御報告申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、面積及び取得単価の内訳について質疑があり、当局より、宅地が4,024.15平方メートルで単価は 5,200円、保安林が 1,185平方メートルで単価は 480円であるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、討議なく、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、議案第90号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、環境産業委員会委員長報告といたします ○議長(松本均) 続いて、総務委員会寺田幸弘委員長、御登壇ください。                〔寺田幸弘総務委員長 登壇〕 ◎総務委員長(寺田幸弘) ただいま議長より報告を求められました議案第85号、(仮称)南部学校給食センター厨房機器等購入契約の締結につきまして、当委員会における審査の概要と結果を御報告申し上げます。  当委員会は、去る 6月23日午前10時49分から全員協議会室におきまして、全委員出席の下、開会いたしました。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、指名業者の中に市内の業者は入っていたのかとの質疑があり、当局より、入っていないとの答弁がありました。  委員より、最低価格は想定していたのかとの質疑があり、当局より、物品購入であるため、最低制限価格は設けていないとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、討議なく、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、議案第85号については全会一致にて可決すべきものと決定しました。  以上、総務委員会委員長報告といたします。 ○議長(松本均) 以上で各委員長の報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 〔「なし」との声あり〕 ○議長(松本均) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  これから討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認め、これをもって討論を終結します。  これから採決に入ります。  議案第80号から議案第83号まで、議案第85号から議案第87号まで及び議案第90号の 8件について、一括採決します。  本 8件に対する委員長の報告は、いずれも可決すべきとするものであります。本 8件は委員長報告のとおり可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(松本均) 御異議なしと認めます。  したがって、本 8件は原案のとおり可決することに決定しました。 △日程第3 議案第89号 ○議長(松本均) 日程第 3、議案第89号を議題とします。  本件に関し、これから委員長の報告を求めます。  予算決算委員会二村禮一委員長、御登壇願います。               〔二村禮一予算決算委員長 登壇〕 ◎予算決算委員長(二村禮一) ただいま議長より報告を求められました議案第89号、令和 4年度掛川市一般会計補正予算(第 4号)第 1条、歳入歳出予算の補正のうち、歳入中、所管部分、歳出中、第 3款民生費、第 7款商工費、第10款教育費について、その審査の概要と結果を御報告申し上げます。  今回、市長から提案された補正予算は、新型コロナウイルス感染症が長期化する中で、物価高騰に直面する市民や事業者を支援するための予算編成となっております。この予算案を市民目線で詳細審査を行うため、 3つの分科会を設置し、議案を分割送付いたしました。  分科会での詳細審査後、去る 6月29日午前 9時29分から本会議場におきまして、19名の委員出席の下開会し、各分科会から審査の報告を受け、審査に入りました。  まず、総務分科会では、審査の結果は、本案は妥当であると決定されました。  次に、文教厚生分科会では、学校給食について、本年10月から来年の 3月までの物価上昇率を 5%と想定し、質の低下にならないような予算計上をしたことを確認し、今回の予算案は、限られた財源の中で、積算根拠はよく検討されており、妥当であるとの整理がなされました。  続いて、環境産業分科会では、プレミアム付商品券事業費について、市内店舗で使用できる商品券を販売することで、コロナ禍における市民の生活支援と地域経済の活性化を図ることを確認しました。また、紙とデジタルを併用するとともに、デジタル化を推進するため、プレミアム率に差を設け、今回の商品券購入スマートフォン等を使用するきっかけになることを期待していることを確認しました。  今回の補正予算案は妥当であるが、プレミアム付商品券の早期発行と多くの市民が活用できる公平性の確保について附帯決議をしたらどうかとの意見が出され、これに対して、原案は掛川市が目指すデジタル化の推進を取り入れたバランスの取れたもので、附帯決議には反対するとの意見が出されました。  以上、 3分科会から補正予算案は妥当であるとの報告を受けた後、補足質疑を行い、委員より、学校給食運営費の財源となる新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の適用の範囲は物価上昇分のみか、給食内容の向上に使えるのかとの質疑があり、当局より、国からの通知には、これまでどおりの栄養バランスや、量を保った学校給食等が実施されるようとの記載がある、給食内容の向上には使用できず、物価上昇分に対して使用できるものであるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、論点討議を求めたところ、委員より、附帯決議は必要ないが、当局は議会の意見を参考にして、適切に執行してほしいとの意見が出されました。  委員より、デジタル商品券と紙の商品券のプレミアム率の違いが大きい。デジタルを進めるのであればサポート体制が必要だと思う。ぜひ不公平感のないよう丁寧な対応をしてほしいとの意見が出されました。  委員より、デジタル商品券について、中小零細企業等が対応できるのか不安であるとの意見が出されました。  他の委員より、不安を抱えている業者もいると思うので、行政が支援していく必要があるとの意見がありました。  委員より、附帯決議は、議会から執行側への明解なメッセージとなるが、委員長報告はあくまでも報告である。しっかりと検討したほうがよいとの意見が出され、他の委員より、附帯決議を出して、当局に対して再検討してほしいことを明確に伝えた方がよいとの意見が出されました。  以上で討議を終結し、討論を求めたところ、委員より反対の立場で、プレミアム付商品券は、コロナの影響を受けている地元業者を守ることや、物価高騰に苦しんでいる市民の生活を支えることを重視して設計されるべき事業だと思うが、デジタル化を優先するあまり目的が分かりにくくなってしまった。  プレミアム率が紙とデジタルで違うため、市民にとって受け入れ難い制度となっているとの討論があり、他の委員より賛成の立場で、プレミアム付商品券はぜひやっていただきたいが、全市民がプレミアム率の高いデジタル商品券を使えるようサポート体制をつくり、周知徹底したほうがよいとの討論がありました。  他の委員より反対の立場で、低所得の子育て世帯生活支援特別給付金をさらに拡充すべきである。また、学校給食運営費について、物価上昇率 5%を見込んでいるが、科学的根拠はないとの討論があり、他の委員より賛成の立場で、給付金については限られた予算であるので、線引きをする必要がある。また給食運営費については、物価上昇率 5%の見込みは、ある程度余裕を持った数字であるとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、当委員会に付託されました議案第89号は、賛成多数にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  これを受けて、 1名の委員より、議案第89号に対して、執行に当たっては、全市民が公平にプレミアム率の高い商品券が使えるよう十分な説明やサポート体制を構築し、市民の間に不公平感を招かないように万全の対策を講じることを求める附帯決議案が提案され、委員より、プレミアム率の高い商品券とはデジタル商品券のことかとの質疑があり、提案者より、そのとおりであるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ討論なく、採決の結果、賛成 8、反対10で否決すべきものと決定しました。  以上、予算決算委員会委員長報告といたします ○議長(松本均) 以上で委員長の報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 〔「なし」との声あり〕 ○議長(松本均) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  これから討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。  まず、11番、勝川志保子議員、御登壇ください。               〔11番 勝川志保子議員 登壇〕 ◆11番(勝川志保子) 11番、日本共産党議員団、勝川志保子です。  通告に従いまして、議案第89号に対して反対の立場から討論に参加します。  令和 4年度掛川市一般会計補正予算(第 4号)、この予算は新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金、これを使う補正となります。コロナ禍の影響の上に、ウクライナの危機が重なっていて、そして新自由主義経済政策、異次元の金融緩和なども続けて、物価の高騰を招いてしまっている今の状況の中で、困窮している市民の生活を救う、そういう予算にならなくてはなりません。そうした視点で見たときに、市民に寄り添った、この困窮している市民を救うという姿勢が弱いのではないかと感じるところがあります。  大切な予算である、この予算が必要な予算であるということは重々承知の上で、 3点ほど問題を指摘し、反対討論といたします。
     まず第 1に、 3款 2項17目低所得の子育て世帯生活支援特別給付金についてです。  これは国の給付金に市の単独補助、これを 1億 343万円積み上げて、 5万円の上乗せ給付をするというものです。給付対象は国と変わらずに、子育て世帯の 1割ほどに限られます。住民税非課税世帯、ひとり親世帯、この給付を行うことに異論はないのですが、子どもの貧困率が13.4%、こういう指標が持っている中で、その貧困層全てにも届くことができない。子育て世帯全体への差別ない支援がないということが私は問題だと考えています。物価も上がって、教育費などにもお金がかかる子育て世代の不平等感、これに真摯に応えるべきだと思います。  国は様々な給付に所得制限をかけてきています。この中で、せめて市の単独補助には収入制限を設けずに、全ての子育て世代にエールを送るような制度設計にするべきではないかというふうに考えます。  第 2に、10款 6項 4目学校給食費、給食食材費 1,507万 6,000円の増額についてです。  今、義務教育の給食費食材費負担への補助というものが自治体の中ではじわじわと広がっています。御前崎市などは、既に保護者負担というものをなくしています。掛川市は担当の部長答弁でも、食べたものは払うのが当然という形で、昨年、一昨年の文教厚生委員会においても、給食費の値上げを検討していくという発言もしています。今、物価が上がり、以前から給食の質は下がり続けています。安いものを追求するために市外の大きいところからの購入が増え、地元業者を大切にできない、地産地消にもこだわれない、子どもの楽しみにしているデザートなどもなかなかつけられない、そういう事態にも陥っています。県の予算であったコロナの影響を受ける農業支援として取り組まれた静岡産の肉や果物といったその支援策さえも、市外業者に発注をかけたりして、安上がりにできる方法を探したりしているわけです。  今、円安による食品の値上がりというのは、市が説明している 5%といったものでは済みません。この間の議案質疑などでは、まるで 5%以上の上乗せをすればお金が余ってしまうような、そんな発言がされているわけですが、私は実情から乖離した甘い見方だと考えています。国内食料自給率が37%という日本で、小麦、油、輸入に頼る食料は10%、20%、30%と値上げしています。 5月の物価指数、これを見ますと、基礎的な支出項目、これは 4.7%、 5%相当の値上げで済んでいますが、例えばパンは 8.2%、生鮮魚介類は12.3%、野菜、生鮮野菜ですね、これが13.1%という 1年間での値上がりになっています。 5%では済みません。また、食品の主要 105社の10月から年間 1万 5,000品目について、平均13%の値上げをしようとしているという報道もされています。マヨネーズなども20%、ソーセージなども 7%、こういったさらなる値上げがもう出されているわけです。こういう中で、天候不順による生鮮食料品、野菜などの値上がりもこれからも心配されるところもあります。  近隣では磐田市が 7,400万円、袋井市が 3,100万円、菊川市が 2,400万円という補正予算をつけています。私は、これ、特段高いところを挙げているわけではありません。周辺の市を挙げました。  質を落とすことなく、これ以上の保護者負担も避けて子どもに給食を提供する。これが 5%、十分だというこの予算で可能か、私は不可能ではないかと考えます。安いものを追求すれば、先ほど指摘したように、地産地消が崩れます。地域循環型経済を考えた発注、業者選定もできなくなります。給食費は保護者が負担するのが当然で、行政の補助は最低限でいいと思えるようなそういう姿勢、感じてしまうわけです。子育てしやすい、子どもの幸せを大切にするまちとしては、不十分な予算措置だと考えます。  第 3に、 7款 1項 1目地域経済活性化事業のプレミアム商品券事業についてです。  もともとコロナの影響を受けた地元の業者を守ることや、物価高騰に苦しむ市民を支える事業です。大変ありがたい、とてもいい事業だというふうに思っています。ところが、この制度設計に当たって、例えば中小企業振興会議などの意見聴取、市内業者からの市内の調査といったものは行っておらず、行政主導で、まだ実績も少ないデジタル商品券への誘導策を取っているわけです。これが以前、PayPayピックアップ、この事業を全国に先んじて行ったときに、事業者の負担、疑問を後から指摘された、こういったことと同じようなことにならないでしょうか。  地元中小企業を守ろうというその意気込みも、この制度設計からはなかなか感じることができません。デジタル化を優先するあまり、非常に分かりにくい設計になっています。プレミアム度を紙だと下げる、スマホを持たない、現金で買物をしている、低所得の方ほどこういう方は多いと思うわけですが、そういう方たちはどうでしょうか。バーコードリーダーなどもない零細事業者に不利になる、そういうことはないでしょうか。私は、受け入れ難い差別制度だと考えています。  商工会議所からの要望にさえ、このデジタル商品券、これは記されていません。補正第 3号同様、デジタル化ばかりが前面に出ることで、目的のはき違えが起こっているのではないかと思います。聞いていても、申請などの制度設計も複雑でよく分かりませんでした。紙とデジタルの併用は市民に混乱を招くことも予想されます。また、家族みんなで使うことができないデジタル商品券というものは、家族間にも不和を起こしかねないと私は考えます。三方よしの市民みんなに喜ばれるお金の使い方のため、不公平を生まない制度設計の見直しを求めます。  以上 3点申し上げ、反対討論といたします。 ○議長(松本均) 次に、14番、藤澤恭子議員、御登壇ください。               〔14番 藤澤恭子議員 登壇〕 ◆14番(藤澤恭子) 議席番号14番、新しい風の藤澤恭子です。  私は議案第89号、令和 4年度掛川市一般会計補正予算(第 4号)について、賛成とすべき立場から意見を述べさせていただきます。  今回の一般会計の補正規模は 6億 5,325万 5,000円です。このうち 5億 1,111万 2,000円は、国から配分予定の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用しており、コロナの影響が長期化する中で、原油価格や物価高騰に直面している市民や市内事業者の支援を行うものです。  内容としましては、掛川市独自の低所得の子育て世帯生活支援特別給付金給付事業費の追加、プレミアム付商品券事業費の追加、学校給食運営費の増額で厳しい現実の中で御苦労を強いられている市民にとって、どれも極めて大切な支援であると評価します。  特にプレミアム付商品券事業は、市民も市内事業者も同時に支援することができ、市内の経済の活性化にもつながるということは、既に令和 2年のプレミアム付商品券、掛川ささえあい応援券でも成果が出ております。  しかし、予算執行に当たりましては、委員長報告や分科会報告にもありましたとおり、スピード感や紙とデジタルのプレミアム率の格差への懸念、世帯購入により少数世帯と多数世帯で不公平感を招くのではないかなど多くの議論が交わされましたことを踏まえて、丁寧な御対応を期待したいと思います。  また、学校給食運営費に関しましては、安全・安心で栄養バランスの取れたおいしい給食の提供を維持するため、臨時交付金の趣旨内で最大限活用した予算組みであり、子育て世帯に給食費の負担を増やすことなく考えられたものと理解しています。  今回の補正予算は、将来を担う子供たちをはじめとした市民の生活を守り、また大きなダメージを受けている地域経済の回復を目指す予算として全て妥当であると判断し、私の賛成討論といたします。 ○議長(松本均) 以上で通告による討論は終わりました。これをもって討論を終結します。  これから採決に入ります。  本件に対する委員長の報告は、可決すべきとするものであります。本件は委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(松本均) 起立多数であります。  したがって、本件は原案のとおり可決することに決定しました。                 〔「議長」との声あり〕 ○議長(松本均) 20番、草賀章吉議員。 ◆20番(草賀章吉) 求めます。この際、ただいま可決されました議案第89号、令和 4年度掛川市一般会計補正予算(第 4号)に対する附帯決議を行う動議を提出したいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(松本均) ただいま、20番、草賀章吉議員から、議案第89号、令和 4年度掛川市一般会計補正予算(第 4号)に対する附帯決議を提出されたいとの動議が出されました。  これから議案第89号に対する附帯決議を提出されたいとの動議について、起立採決します。  議案第89号に対する附帯決議を提出する件に賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(松本均) ほかに賛成者がおりますので、掛川市議会会議規則第16条の規定により、附帯決議を提出する件は成立しましたので、まず議会運営委員会に送ります。  この際、しばらく休憩とします。                 午前10時35分 休憩                 午前11時50分 開議 ○議長(松本均) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程追加 議発第 3号 ○議長(松本均) 日程追加、議発第 3号、議案第89号令和 4年度掛川市一般会計補正予算(第 4号)に対する附帯決議について議題とします。  本件について、鈴木久裕議員ほか 2名から提出されましたので、提出者の説明を求めます。  提出者を代表して、15番、鈴木久裕議員、御登壇ください。               〔15番 鈴木久裕議員 登壇〕 ◎15番(鈴木久裕) ただいま上程されました議発第 3号、議案第89号令和 4年度掛川市一般会計補正予算(第 4号)に対する附帯決議につきまして、 3名の提案者を代表いたしまして、その趣旨を説明申し上げます。  本件は先ほど可決されました議案第89号のうち、特にプレミアム付商品券事業についてのことでありますが、この事業自体は、コロナ禍において停滞している経済への対策及び疲弊した家計を支援するものとして、極めて大切かつ有効な施策であると考えているところであります。  しかし、今、当局から示されている制度の枠組みでは、発行までに相当の時間を要すると見込まれておりまして、これでは落ち込んだ経済や疲弊した現在の家計をすぐにでも支援できるというものにはならないのではと懸念されます。  したがって、当局にはスピード感を持った対応で、商品券を使える時期をなるべく早くし、そして市民が使える期間をできる限り長くするなど、これは例えばですが、そういうような対応をしていただきたいということであります。  また、今回はデジタル商品券と紙商品券の 2種類を発行するとのことでありますが、この 2種類のプレミアム率に格差があることや、単身世帯と多人数世帯が受けられるプレミアムの額が同額であることなどから、市民に不公平感を抱かせるおそれを禁じ得ません。せっかくのこうしたよい事業が不公平感を招いてしまっては本当に残念なことでありますから、そのようなことがないよう、当局には細心の注意を払い丁寧な対応をするなど、万全の対策を講じることを求めるものであります。  それでは、附帯決議の文案を読ませていただきます。追加議案の 2ページ目、裏面になりますが、 2ページ目をお願いいたします。  議案第89号令和 4年度掛川市一般会計補正予算(第 4号)に対する附帯決議。  議案第89号掛川市一般会計補正予算(第 4号)の可決に当たり、 7款商工費、 1項商工費、 1目商工業振興費の地域経済活動活性化事業費において、プレミアム付商品券事業に要する経費 5億 3,474万 9,000円の執行に関して、下記の意見を付するものとする。 記   1、執行にあたっては、スピード感を持って実施すること。   2、市民の間に不公平感を招かないよう万全の対策を講じること。  以上、決議する。  令和 4年 7月 5日                                        掛川市議会  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(松本均) 以上で説明は終わりました。  これから本件に対する質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、これを許します。  それでは、議発第 3号について、 5番、鷲山記世議員、御登壇ください。                〔5番 鷲山記世議員 登壇〕 ◆5番(鷲山記世) 議席番号 5番、創世会の鷲山記世です。  私からは簡潔に質疑させていただきます。  まず、万全の対策とありましたが、この万全の対策とは何かということです。私は、この万全の対策というのは 2つ考えられると思います。   1つは、このプレミアム率のことであれば、過去にこれまでの商品券、掛川市は 5回ほど発行してきました。この 5回のプレミアム率を見ると、平成21年 1割だったものが、平成27年にはプレミアム率は一般世帯向けでは 2割だったものが、多子世帯向けには約 6割ほど、そして令和元年のものに関してはプレミアム率は約 4割、そして先ほど賛成討論で藤澤副委員長も発言しておりましたが、令和 2年に行われました掛川ささえあい応援券に関しては、こちら子育て世帯は10割だったものが、一般世帯では 5割ほどでした。こういう経緯を考えると、プレミアム率は縮小されており、このプレミアム率から感じる不公平感に対しても万全の対策を取られていると思います。  そして、 2点目に関してですが、これ、知らない市民がいないように周知することかどうかということです。先ほど 7月 1日に議員向けにお知らせもありましたが、 7月 1日から広報に関しては行政側の体制もしっかりと取られるようになりました。ですから、広報も徹底される状況がもう既に出来上がっておりますので、万全の体制は整えられていると私は思います。  以上をもちまして、私からの質疑は終了させていただきます。 ○議長(松本均) 鷲山議員、すみません。今、 2つ質疑がありましたので、1回、 2回とさせていただいてよろしいですか。それから、御自分の意見はなるべく控えていただきますように、よろしくお願いします。  答弁を求めます。15番、鈴木久裕議員。               〔15番 鈴木久裕議員 登壇〕 ◎15番(鈴木久裕) 鷲山議員の質疑にお答えします。  万全の対策とはどういうことかということでありますが、先ほどの趣旨説明で申し上げましたとおり、この 2種類のプレミアム率の格差、それから多世帯、単身世帯、そういったものにどうするのかということで、不公平感を抱かせるおそれを禁じ得ないということであります。それに対して細心の注意を払っていただき、丁寧な説明、対応をするなど、具体は当局を信頼をいたしますが、万全を期していただきたい、そういう意味でございます。具体にこうしろということではなく、一番大切なことは、市民の間に不公平感を招いたり、そうしたことがいけないということを議会としてしっかり当局に意見を申し添えるという趣旨でございますので、御理解をいただければと思います。 ○議長(松本均) 再質疑ありますか。先ほどの 2番の質疑をされたらいかがでしょうか。 5番、鷲山記世議員。 ◆5番(鷲山記世) 先ほども申し上げましたけれども、このプレミアム商品券のことについて、市民への周知徹底はどのようにされるのか伺います。 ○議長(松本均) 答弁を求めます。15番、鈴木久裕議員。 ◎15番(鈴木久裕) その件につきましては、私は執行者ではございませんので、具体についてお答えすることはできませんが、当局としては、やはり市民の皆さんに有効に使っていただけるよう、周知につきましても、いろんな形で広報してくれるものというふうに私は理解しております。  以上です。 ○議長(松本均) 再質疑はありますか。 5番、鷲山記世議員。 3回目になりますね。 ◆5番(鷲山記世) ありません。 ○議長(松本均) 以上で、通告による 5番、鷲山記世議員の質疑は終わりました。  次に、同じく、議発第 3号について、 8番、山田浩司議員、御登壇ください。                〔8番 山田浩司議員 登壇〕 ◆8番(山田浩司) 議席番号 8番、創世会、山田浩司です。  私からは、端的に 1点だけ質疑させていただきます。  先ほど冒頭で鈴木議員からお話がございましたが、市民の間に不公平感を招かないようにというお話がありましたが、その不公平感を招くとはどのようなことかお伺いします。 ○議長(松本均) 答弁を求めます。15番、鈴木久裕議員。               〔15番 鈴木久裕議員 登壇〕 ◎15番(鈴木久裕) 山田議員の御質疑にお答えします。不公平感とはどういうことかということでございますが、例えばこのプレミアム率、デジタルがプレミアム率が 100%、紙が80%ということでございます。これについて合理的な、受ける御本人が納得できる、そうした理由をきちんと示さないと、これも一つ不公平感を招くということになります。  そしてまた、これは先ほど趣旨でも申し上げましたが、単身世帯も多人数世帯も受けられる最大限のプレミアムは同額ということでございます。こういうことについても、ちゃんとした理由を説明する。その受ける御本人が納得できるような理由を説明しないと、不公平感を招くということでございます。そういったことがないような万全の体制を取っていただきたいと、そういう趣旨でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(松本均) 再質疑はありますか。 8番、山田浩司議員。 ◆8番(山田浩司) 今、合理的に納得するということをおっしゃっていましたが、合理的に納得するということはどのようなことか、ちょっと御説明ください。 ○議長(松本均) 答弁を求めます。15番、鈴木久裕議員。 ◎15番(鈴木久裕) 説明を受ける、それからこの制度を利用してプレミアム商品券を使う方、それぞれ11万人市民、千差万別でありますので、それぞれによって違うと思いますが、とにかく私どもでは、そのような具体というか、個別、千差万別のそれぞれに対してこういう対応をということではなく、全市民がこれはよかったなということで使っていただきたい。市民に不公平感を抱かせるおそれのないような対策、それは今後執行するに当たり、当局がしっかり考えて工夫をされるということであると思います。そのようにしていただきたいという附帯決議であります。 ○議長(松本均) 再質疑はありますか。 8番、山田浩司議員。 3回目になりますね。 ◆8番(山田浩司) 今の話も分かりましたけれども、合理的な内容ということですと、その合理的なという意味を考えたときに、その合理的な意味というのは、例えば目的に合うとか、論理的に考えるとかというふうな意味だとは思うのですけれども、私の考えるところですと、そう考えたときに、今回のこの附帯決議は基の案が論理的でない、議案第89号が論理的でない。それから、議案第89号のこの内容が目的に合っていないというふうにお受けします。そういうふうに考えたときに、先ほど議案第89号に賛成されたのはどういった理由からか、どういうお考えからなのか、その辺をお伺いしたいです。
    ○議長(松本均) 答弁を求めます。15番、鈴木久裕議員。 ◎15番(鈴木久裕) 答弁の取り方、人それぞれでありますので、私の説明が誤解を招いたようだったら大変申し訳ないと思いますが、冒頭申し上げましたように、私のほう、この補正予算そのものは大変によいことであるというふうに申し上げての附帯決議であります。私は先ほど賛成をいたしておりますので、そこのところは誤解のないようにしていただきたいと思います。  合理的な説明ということが引っかかったのかなとは思いますが、それぞれの人に当たり、万人に統一のということではないかもしれませんが、それぞれの人が納得して、ああ、そうなんだと、そういうような説明とか対応とか、受けてよかったというようなことで含めて万全の対策というふうに申し上げております。 ○議長(松本均) 以上で、通告による 8番、山田浩司議員の質疑は終わりました。これをもって質疑を終結します。  これから討論に入ります。討論の通告がありますので、これを許します。  まず、 2番、安田彰議員、御登壇ください。                〔2番 安田彰議員 登壇〕 ◆2番(安田彰) 議席番号 2番、創世会、安田彰です。  通告に従い、議案第89号令和 4年度掛川市一般会計補正予算(第 4号)に対する附帯決議に対して、反対の立場から討論に参加します。  私は環境産業委員会に所属しており、予算決算委員会環境産業分科会において、地域経済活動活性化事業としてのプレミアム付商品券について審査に加わりました。 1世帯当たりの人数は様々で、各世帯の経済状況も異なるため、不公平感を感じる世帯はあると思われます。しかしながら、その不公平感を完全に払拭するプレミアム付商品券の配付は不可能に近いと思われます。全世帯に平等にプレミアム付商品券を 2冊まで購入可能であることを通知する今回の当局の提案によれば、プレミアム付商品券の配付はスピード感を持って進めることができると考えます。  また、デジタル商品券と紙商品券ではプレミアム率が異なりますが、 1冊 5,000円の購入費に対して、デジタル商品券は 100%、紙商品券は80%という高いプレミアム率です。ですから、DX推進という点からも、多くの市民が納得できる差だと考えます。  さらに、市内取扱店舗への経済的支援はもちろん、取扱いの利便性という点からも、デジタル商品券は有効であると聞いております。  この附帯決議の内容は、先ほどの委員長報告にも含まれており、市当局がプレミアム付商品券事業を行う上で当然心がけていることであると信じております。  以上の理由により、附帯決議案に反対します。 ○議長(松本均) 続いて、11番、勝川志保子議員、御登壇ください。               〔11番 勝川志保子議員 登壇〕 ◆11番(勝川志保子) 11番、日本共産党議員団、勝川志保子です。  先ほど上程されました議発第 3号、附帯決議案につきまして、賛成の立場で討論に参加します。  この議案第89号に対しては、先ほど採決に先立って反対討論で問題点の指摘をいたしました。この議案は賛成多数で可決されております。私どもの会派としては、せめて様々な問題が指摘されたこの議案に対して、議会としての附帯決議をつけることで、執行に当たって最大限の配慮を行い、せっかくの地域経済振興に関わる予算、国の交付金を利用し、市民を救うことができるこの事業を、市民に本当にどなたにも喜んでいただけるものにしていただきたいという思いでいます。  議案第89号、補正の第 4号は追加議案として提出されています。会派への丁寧な説明などもないままに、議員懇談会での説明の後、市長から議案が上程される前に報道機関にも告知がされ、まだ今、議決がされていない中での今月号の広報にも内容が載っています。議会の意見を聞く、それをもっていろんな執行を考えていくという姿勢が、私は甚だ薄いと感じざるを得ません。執行に当たっては、議会の思いを反映していただくのは最低限必要だというふうに考えております。  以上の理由から、今回の附帯決議案に賛成いたします。 ○議長(松本均) 続いて、 4番、石川紀子議員、御登壇ください。                〔4番 石川紀子議員 登壇〕 ◆4番(石川紀子) 議席番号 4番、創世会、石川紀子です。  令和 4年度掛川市一般会計補正予算(第 4号)に対する附帯決議に対して、反対の立場から討論いたします。  この議案、 6月16日に補正予算案の概要が示され、 6月29日には予算決算委員会で可決されたものです。可決するに当たって、各分科会で詳細審査もしてきました。その内容については、先ほど予算決算委員長より報告されました。中でも環境産業分科会では、プレミアム付商品券事業費について、コロナ禍における市民の生活支援と地域経済の活性化を図るために取り組まれることも確認されています。それぞれの分科会でも質疑をし、内容については十分話し合ってきたと思われます。そして、委員会で可決されたわけです。  これからこの商品券については、デジタルの下、あるいは紙上の下、市民の皆様が理解していくことでしょう。そして、市民が安心して使用できるように考えられていることも、その説明の中から酌み取られると思われます。そして、このプレミアム付商品券が広く使われることが、この掛川市の経済、そして人のつながりが広がっていくことを考えていることはもちろん、そのことについてしっかりと今まで話合いの中で確認した上で可決されてきたと思っています。予算決算委員会は十分に審査してきたと考えます。  以上、附帯決議に対しての私の意見、反対といたします。  以上です。 ○議長(松本均) 続いて、20番、草賀章吉議員、御登壇ください。               〔20番 草賀章吉議員 登壇〕 ◆20番(草賀章吉) 20番、草賀章吉でございます。  私は、議案第89号令和 4年度掛川市一般会計補正予算(第 4号)に対する附帯決議について、賛成の立場で討論申し上げます。  今回のプレミアム付商品券、よかったことは、かなり以前に実施したこのプレミアム付商品券をやった場合に、早い者勝ちでやるというときがありましたが、これがなかったのは大変よかったなと評価をいたしております。当時は議員の中にも早く情報を得た人は、我先にとか、家族そろって並んで買ったとか、そういう不公平もありましたが、そういうことがなくて、今回のはそこは評価をしておりますが、しかし、市民の皆さんが、今、不安や不満に思っていることはどんなことかというと、市長がDX推進に前向きなことは、大変この時代の流れとして評価をしつつ、しつつですよ、しかし、自分はどこかで取り残されてしまうのではないかという不安をお持ちだと思います。ここにいる皆さんも、私は大丈夫だという人ばかりじゃないと思うんですよね。そんな不安を持っていらっしゃるのは現実ではないかと思っております。  予算決算常任委員会での多くの議論を先ほど委員長からも報告され、また討論もなされ、市長もよく御覧をいただいたと思います。この予算決算常任委員会の中でもお聞きしますと、当局の説明は、中身を修正するとか、検討していくとか、そういう答弁は一切なく、大変誠意のないものでありました。  今、 2人の反対意見がありましたが、やはりもう少し冷静に考えていただければなと、こんなことを思いました。とりわけデジタル商品券と紙商品券のプレミアム率の格差が、やはり合理性でないと思います。そして、意図的にデジタル優位に見せつける手法ではないかと、こういうことを感じざるを得ません。誰一人取り残さないDX推進とはどういうものか。デジタル端末を使いこなせるようにするということにとどまらなくて、行政サービスの在り方を根本的に考えていく、そして申請主義のプル型から、プッシュ型で血の通った人に優しいものにしてもらいたいものだと私は思っております。  行政の皆さんが時間の少ない中で各種の検討をされてきたことは敬意を払いますが、多くの議員が多くの疑問を持ったこともまた事実であります。したがって、予算全体は決定をされましたので、附帯決議の 2点について、多くの市民を想像しながら、前向きに検討いただけることを要請し、賛成討論といたします。  以上です。 ○議長(松本均) 以上で通告による討論は終わりました。これをもって討論を終結します。  これから附帯決議について採決します。  本件は原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(松本均) お座りください。  起立多数であります。  したがって、議発第 3号、議案第89号に対する附帯決議については、原案のとおり可決することに決定しました。  この際、しばらく休憩とします。                 午後0時23分 休憩                 午後1時00分 開議 ○議長(松本均) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程第4 議案第91号〜議案第98号 ○議長(松本均) 日程第 4、議案第91号から議案第98号までの 8件を一括議題とします。  提出者より提案理由の説明を求めます。久保田市長。                 〔久保田崇市長 登壇〕 ◎市長(久保田崇) ただいま上程されました議案第91号から議案第98号までの 8件について、一括して御説明申し上げます。  最初に、議案第91号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについては、次の方を人権擁護委員として推薦したいので、人権擁護委員法第 6条第 3項の規定により、議会の意見を求めるものでございます。  今回、意見を求める方は、氏名、田中克美、住所、生年月日、年齢については記載のとおりであります。  なお、田中克美さんは新任であり、その履歴については、別冊の参考資料に記載したとおりであります。  次に、議案第92号から議案第98号までの 7件については、いずれも掛川市桜木財産区管理委員の選任について、次の方を掛川市桜木財産区管理委員に選任したいので、掛川市桜木財産区管理会条例第 4条の規定により、議会の同意を求めるものでございます。  議案第92号で同意を求める方は、氏名、遠藤順治、住所、生年月日、年齢については記載のとおりであります。  議案第93号で同意を求める方は、氏名、冨井久雄、住所、生年月日、年齢については記載のとおりであります。  議案第94号で同意を求める方は、氏名、西尾彰、住所、生年月日、年齢については記載のとおりであります。  議案第95号で同意を求める方は、氏名、堀内誠、住所、生年月日、年齢については記載のとおりであります。  議案第96号で同意を求める方は、氏名、中村英夫、住所、生年月日、年齢については記載のとおりであります。  議案第97号で同意を求める方は、氏名、田宮孝之、住所、生年月日、年齢については記載のとおりであります。  議案第98号で同意を求める方は、氏名、持永興治、住所、生年月日、年齢については記載のとおりであります。  なお、遠藤順治さんについては任期満了による再任、冨井久雄さんから持永興治さんまでの 6名については新任であり、その履歴については、別冊の参考資料に記載したとおりであります。  以上、 8件について一括して御説明申し上げましたが、よろしく御審議いただき、御意見、御同意をくださるようお願い申し上げます。  以上です。 ○議長(松本均) 以上で説明は終わりました。  この際、お諮りします。  ただいま議題となっております議案第91号から議案第98号までの 8件については、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(松本均) 御異議なしと認めます。  したがって、本 8件は質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決することに決定しました。  これから採決に入ります。  議案第91号から議案第98号までの 8件について、一括採決します。  本 8件は同意することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(松本均) 御異議なしと認めます。  したがって、本 8件は同意することに決定しました。 △日程第5 請願について ○議長(松本均) 日程第 5、請願についてを議題とします。  請願第 1号に関し、これから委員長の報告を求めます。  総務委員会寺田幸弘委員長、御登壇願います。                〔寺田幸弘総務委員長 登壇〕 ◎総務委員長(寺田幸弘) ただいま議長より報告を求められました請願第 1号、適格請求書等保存方式インボイス制度」の実施延期を求める意見書提出を求める請願につきまして、その審査の概要と結果を御報告申し上げます。  当委員会は、去る 6月23日午前10時49分から全員協議会室において、全委員出席の下、開会いたしました。  初めに、紹介議員より請願内容の陳述があり、質疑を求めたところ、委員より、インボイス制度の導入をどのくらい延期してほしいと考えているのかとの質疑があり、紹介議員より、延期の期間については請願者から具体的に聞いているわけではないが、制度の周知、理解が進み、経済状況が一定の好転をするまでは導入するべきではないと考えているとの答弁がありました。  委員より、インボイス制度は、免税事業者が課税事業者となった場合、事務処理に手間がかかるようになるが、事務量が軽減されればよいのか、課税事業者となることにより、これまで免税事業者であった方々の利益が減ってしまうことが望ましくないのか、どちらなのかとの質疑があり、紹介議員より、両方だと聞いている。小規模事業者は会計事務所などに頼むことなく自分たちで事務処理を行っている。請願者は事業者の納税にかかる事務の支援をしているが、支援する立場としてもこれ以上の負担が増すのは厳しいと感じているとの答弁がありました。  委員より、趣旨説明の中で、インボイス制度に対する周知、理解が進んでいないことに加えて、対応が不十分であるという説明があったが、特にどのような点についての対応かとの質疑があり、紹介議員より、この制度の導入には、事業者が自身で対応できるようにするべきであるが、制度の理解や周知が進んでいない。支援する団体側もまだ困惑している状態であるとの答弁がありました。  以上で紹介議員への質疑を終結し、委員に意見を求めたところ、委員より、制度の理解という点において、特に高齢の事業者には難しい面があると感じている。しかしながら、税の制度は事業者にとって大きなことなので理解に努めると思うが、免税事業者の場合には、自分たちにはあまり関係のないことと捉えている傾向があるのではないかとの意見があり、委員より、今回の請願の趣旨は、理解が進まない中で今すぐ実施するべきではないということが主であると考えている。事前に専門家に聞いた範囲では、毎月の説明会も開催しているが、引き続き、周知啓発にも力を入れていきたいとのことであった。請願者のほうでも周知、理解を進める場を設けていただいているとのことであるので、議員が周知啓発の手助けすることも必要だと考えているとの意見がありました。  さらに、委員より、この制度が非常に大変であるというのはよく分かるが、消費税は税金であるので、集めた税金を国のために使っていくということが公平だと思うとの意見がありました。  以上、意見が述べられ、審査を終結し、採決の結果、請願第 1号につきましては、賛成者なしにて不採択とすべきものと決定しました。  以上、総務委員会委員長報告といたします。 ○議長(松本均) 以上で委員長の報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                〔「ありません」との声あり〕 ○議長(松本均) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  これから討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認め、これをもって討論を終結します。  これから採決に入ります。
     本件に対する委員長の報告は不採択すべきとするものであります。  お諮りします。  本請願について、採択することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(松本均) お座りください。  起立少数であります。  したがって、請願第 1号については不採択とすることに決定しました。 △日程第6 議員派遣について ○議長(松本均) 日程第 6、議員派遣についてを議題とします。  お諮りします。  本件は地方自治法第 100条第13項及び掛川市議会会議規則第 160条の規定により、お手元に配付のとおり議員を派遣することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(松本均) 御異議なしと認めます。  したがって、本件はお手元に配付のとおり議員を派遣することに決定しました。 △日程第7 常任委員会及び議会運営委員会の閉会中継続調査申し出事項について ○議長(松本均) 日程第 7、常任委員会及び議会運営委員会の閉会中継続調査の申し出事項についてを議題とします。  各常任委員長及び議会運営委員長から、会議規則第 104条の規定により、お手元に配付のとおり閉会中継続調査の申し出があります。  お諮りします。  各常任委員長及び議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中継続調査とすることに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(松本均) 御異議なしと認めます。  したがって、申し出のとおり閉会中継続調査とすることに決定しました。  以上で、本日、日程全部を終了しました。  この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。久保田市長。                 〔久保田崇市長 登壇〕 ◎市長(久保田崇)  6月定例会の閉会に際しまして、一言御挨拶を申し上げます。  初めに、台風 4号の関係について、若干ですが申し上げます。  台風 4号につきましては、温帯低気圧に変わったというふうな報告を受けておりますが、本日の夕方から深夜にかけて激しい雨が予想されております。今後の気象情報、河川水位、土砂災害の状況等に注意を払いながら、警戒を続けてまいります。  このたびの定例会につきましては、一般会計補正予算をはじめ、条例の一部改正など、多くの重要案件について御審議をいただき、いずれも議決をいただきまして、心から御礼を申し上げます。  特に、子育て世帯生活支援特別給付金事業や給食材料費高騰対策事業、プレミアム付商品券事業など、生活支援や地域経済の回復を図る各種事業予算をお認めいただき、重ねて御礼を申し上げます。  一般質問につきましては、12人の議員の皆様から、デジタル田園都市国家構想、農業振興政策、指定管理者制度、小・中学校再配置計画、DX推進、ごみ減量への取組など、市政運営における重要な政策につきまして御質問や御提案をいただき、ありがとうございました。議員の皆様と交わした政策議論につきましては、今後の市政運営に反映させて、行政課題の解決を図ってまいります。  続いて、 4点ほど御報告をさせていただきます。  初めに、新しい廃棄物処理施設の整備について申し上げます。  掛川市と菊川市で設置いたしました新たな廃棄物処理施設整備検討委員会は、これまでに 4回開催し、専門家の観点で様々な議論をいただいております。   6月26日の日曜日に開催した第 4回検討委員会においては、事業方式や、ごみ量・ごみ質の将来推計に基づく施設規模についての議論が行われ、平井委員長からは、検討委員会としての最終結論ではないが、事業方式については公設を基本に、運営においては、住民の安心度を高めるモニタリングの構築が必要であること。施設規模については、一般廃棄物処理において日量 120トン炉が妥当である旨の方向性が示されたところであります。   7月16日に開催予定の第 5回の検討委員会では、これまでの検討結果を踏まえた総括的な議論が行われる予定としており、今後、検討委員会からの提言を踏まえ、両市にとって最適な施設の在り方について、最終的な方向性をまとめていきたいと考えております。  次に、街なか空き店舗活用事業「チャレンジBASEなかまち」について申し上げます。  本事業は、開会時に報告させていただきましたが、街なかの空き店舗を掛川市が借り上げて改修し、一定期間貸し出す事業で、 7月 1日から 3つの店舗が営業を開始いたしました。  営業を開始したのは、希少な天然精油を使用したアロマの製造販売を行う「神さまアロマ」、キャリアコンサルティングなどのスキルを活かしてビジネスマンなどの相談を受け付ける「はぴきゃりクリエイト」、華やかなスパイスカレーとコーヒーを販売する「ノンココカレー」の 3店舗であります。出店意欲の高い方々が集まりましたので、このチャレンジBASEでの経験が、実店舗への出店に生かされ、空き店舗の解消や街なかのにぎわいにつながればと考えております。議員の皆様におかれましても、是非、御来店くださるようお願い申し上げます。  次に、アニメ「シュート!Goal to the Future」について申し上げます。  掛川市出身の漫画家、大島司氏原作で掛川市が舞台の「シュート!」のアニメ放映が 7月 3日の深夜から始まりました。アニメ放映に先駆けて、 6月18日にヤマハスタジアムで行われましたジュビロ磐田対サガン鳥栖戦を「掛川×シュート!アニメ化記念マッチ」と銘打ち、スタジアム内大型ビジョンでの掛川PR動画の上映や掛川PRブースの設置、掛川市の特産品の当たる抽選会を行いました。また、私自身も試合開始前のキックインセレモニーの役を担うなど、アニメ「シュート!」とともに掛川市のPRを行ってまいりました。さらに、試合観戦した多くの方に、SNS等を通じて「シュート!」や掛川市の情報を発信していただいたことにより、試合観戦できなかった方にも掛川をPRするよい機会となりました。今回のアニメ「シュート!」の中でも、掛川市内の風景も登場予定であることから、 7月下旬より、ARを駆使したデジタルスタンプラリーを開催するなど、引き続き「シュート!のまち掛川市」として、掛川市の認知度向上とともに誘客につながるよう努めてまいります。  最後に、令和 3年度に公募した広報戦略官について申し上げます。  内定者として決定後、御家族の事情により、当初の予定から就任時期が遅れておりましたが、去る 7月 1日に林映子さんが広報戦略担当として就任いたしました。選考過程においては、経験、スキル、人柄ともに断トツの人材でありましたので、ほかの候補者をもって代えがたい人材と判断し、就任に向けた調整を行ってまいりました。なるべく早い段階で掛川市の広報戦略に携わっていただく方法を探った結果、テレワーク中心の勤務で就任する運びとなりました。  今後は、掛川市の新たな広報・PR施策の立案や戦略的な広報・シティプロモーションの推進のために活躍していただくことを期待しております。  結びに、ウクライナ危機の影響により、ガソリン代、電気料金、あるいは多くの食料品価格が上昇しており、家計への負担が大変大きくなっております。国はガソリン価格の高騰に対しての激変緩和措置や輸入小麦の売渡価格の抑制などを講じておりますが、掛川市としても引き続き、生活支援への取組を展開してまいります。   7月 3日に全国高等学校野球選手権静岡大会が開幕しました。 7月 9日から試合が行われる予定となっております。春季の県大会で第 3位であった掛川東高校をはじめ、市内 4つの高校の野球部の皆さんには、日頃の練習の成果を存分に発揮して、掛川市民を大いに湧かせる活躍を期待しております。  議員の皆様におかれましては、議会閉会後も公務で御多忙のことと思います。厳しい暑さになっておりますので、健康には十分留意されますとともに、市政運営に一層の御協力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(松本均) 私からも挨拶申し上げます。  令和 4年市議会 6月定例会の閉会に当たり、一言御挨拶申し上げます。  本定例会は、 6月 8日に開会いたしました。本日に至るまでの話題の中から、 4点について触れさせていただきます。   1点目は、梅雨明けについてであります。 6月27日の梅雨明けは、東海地方の記録としては昭和38年 6月22日頃以来、過去 2番目の早さということであり、期間も13日と平年よりかなり短く、連日35度以上の猛暑日が観測されています。最低気温も連日25度以上の熱帯夜が続いているため、電力の逼迫ということも報道されておりますが、エアコンを入れ、小まめに水分、塩分を補給するなど、熱中症には十分警戒していただきたいと思います。  暑さによる農作物の生育にも影響が出ていると聞いておりますが、物価の上昇とさらなる野菜価格の高騰、品不足も懸念され、今回の補正予算では、物価高騰に伴う給食材料費の増額補正がされ、一般質問でも学校給食の食材に対する質問が出されました。安全・安心で栄養バランスの取れたおいしい学校給食の提供維持に御尽力いただきたいと思います。   2点目であります。新型コロナウイルス感染症の県内感染者数は、 5月19日の 1,163人から減少してまいりましたが、 6月28日から増加傾向が見られ、予断を許さない状況となっています。 6月30日の国の専門家会議では、新規感染者が多くの地域で増加傾向にあり、全国的に上昇傾向に転じています、感染拡大局面に入ってきたと分析結果を示しました。ワクチン接種の効果が薄れ、感染歴のある人の免疫が低下していること、従来のオミクロン株より感染力が強いBA. 5が増えていることなどが要因の一つとされています。医療従事者の皆様にあっては、コロナ患者への対応の中、熱中症患者の増加で大変な状況になっていると聞いております。  当局におかれましては、引き続き、感染症予防対策に注力いただくとともに、予防対策と経済の回復の両立を図り、市民の皆様の生命・財産を守るため、今後も市議会といたしましては、当局と力を合わせて必要な対策を進めてまいりたいと思います。   3点目であります。横須賀高校と池新田高校の統合の話でありますが、 5月24日に、県教育委員会は、県立高校の再編案を盛り込んだ第 3次長期計画を検討するため、県立高の在り方検討委員会を設置し、再編対象高の小笠など 3地区で地域協議会設け、市町の代表や地域住民の意見を聞く方針であるということであります。  昨年11月定例会において、横須賀高等学校の存続を求める意見書の提出を全会一致で可決し、横須賀高等学校の存続を強く要望しております。地域協議会をはじめあらゆる場で、引き続き当局と議会が一致団結して取り組んでまいりたいと思います。  次に、 4点目であります。本定例会について振り返ってみたいと思います。  一般質問には12人の議員が登壇し、様々な視点から質問を行いました。当局におかれましては、個々の議員からの質問に対し真摯に対応していただき、感謝申し上げます。  議員各位から様々な提言がありましたが、中でも多極ネットワーク型コンパクトシティへの取組、中小企業・小規模企業振興と働く方々への支援、指定管理者施設の在り方、新東名高速道路開通10年にあたる沿線市としての取組、子どもにとってより良い学校の在り方、第 4次掛川市男女共同参画行動計画、WITHコロナ時代のICT教育、未来を見据えた農業政策、ミニ開発に対する防災対策指導、DX推進、家庭ごみ・事業系一般廃棄物の分別・リサイクル促進、ため池を活用した地域循環エネルギー施策等、市長等から前向きな回答をいただきました。引き続き、当局におかれましては、質問内容を十分に吟味していただき、施策の実現へとつなげていただきたいと思います。  次に、議案等につきましては、一般会計補正予算 2件、条例改正 3件、人事案件 8件など、合計20件の議案が提出され、その他報告 4件がありました。これらの案件につきましては、各常任委員会での審査を経て、本日、議了いたしました。予算決算委員会による初めての審査であり、議事進行に御協力をいただきました各委員長をはじめとする議員各位に御礼申し上げるとともに、久保田市長をはじめ、丁寧な御説明に留意いただいた当局の皆様にも感謝申し上げます。  また、適格請求書等保存方式インボイス制度」の実施延期を求める意見書提出を求める請願については、委員会において慎重なる審査の上、趣旨不採択となりましたが、来年10月 1日から制度の導入となります。国税ではありますが、当局におかれましても、制度の周知や理解が深まっていくよう尽力いただきたいと思います。  結びに、これから台風や大雨のシーズンになります。本日も九州、四国地方では台風 4号の影響が心配されますが、以前に比べて、勢力を保ったまま上陸する台風や、非常に厳しい雨が同じ場所で降り続く線状降水帯の発生など、 100年に一度の確率と言われるような大雨が頻発し、甚大な被害が全国で発生しているようです。当局においては、大雨、洪水警報などが出るたびに職員の事前配備を行うなど、市民の安全・安心のため昼夜を問わず対応していただいており、敬意と感謝を申し上げます。  また、引き続き、新型コロナウイルス感染症対策を視野に入れた広域避難所運営、防災意識の高いまちづくりを推進する掛川市民としましては、早めの準備と命を守る対策を念頭に置き、一人一人が日頃から防災意識を高める行動の啓発に努めていただきたいと思います。  議員各位には、さらなる研さんのための研修など、何かと御多忙のことと存じますが、くれぐれも御自愛いただき、市政発展のために御尽力賜りますようお願い申し上げます。  また、久保田市長をはじめとする職員各位におかれましても、健康には十分留意され、市民の福祉の増進に御尽力賜りますようお願いを申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。  以上です。 ○議長(松本均) これにて本日の会議を閉じ、令和 4年第 3回掛川市議会定例会を閉会とします。                 午後1時33分 閉会 [ 署  名 ]  以上、地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。         令和   年   月   日              掛川市議会議長    松 本   均              掛川市議会副議長   二 村 禮 一 [ 署 名 議 員 ]
                 掛川市議会議員    石 川 紀 子              掛川市議会議員    山 本 裕 三...